“ワウガナシチブル”の漢字の書き方と例文
語句割合
王様瓢100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
事実においても、「シヤウ」王家の数代前の御主ヌオシ顥王カウワウ」など言ふ御人は、離宮で作つたフクベを、那覇の市で売らしめた。人之を「王様瓢ワウガナシチブル」と称へて、購ひ求めたと伝へてゐた。
沖縄を憶ふ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
離宮に作つた瓢を、那覇の市に売り出して、王様瓢ワウガナシチブルの名を伝へた王もある。城内に大穴を穿つて、そこに優人を喚んで、遊楽に耽つた城人グスクンチユなる、大奥の女中めいたものもあつた。
組踊り以前 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)