“ニイルピト”の漢字の書き方と例文
語句割合
二色人100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
石垣イシガキ島の宮良メイラ村には、なびんづうと言ふ洞穴があつて、祭りの日には、此穴から二色人ニイルピトが現れて来ると言はれてゐる。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
此祭りは、少年を成年とする儀式で、昔は二色人ニイルピトが少年にむかつて色々の難題を吹きかけたり、踊らしたりしたといふ。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
毎年六七月の頃、のろの定めた干支の日、にいるかないから二色人ニイルピトが出て来ると言ふ信仰が、八重山を中心として小浜・新城・古見の三島に行はれてゐる。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)