“ズリ”の漢字の書き方と例文
ひらがな:ずり
語句割合
尾類100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寛文十二年(康熙十一年)方々に散ばつて居つた尾類ズリ、即ち女郎をこゝに集めたのに始まるのであるが、明治四十一年仲島渡地の娼家をも併せてから、益々繁昌して今日に至つたと言ふ事である。
沖縄の旅 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
又、白保スサブ村の波照間おほんの如きも其である。此等は皆、御嶽に属して居るけれども、個人で言へば、尾類ズリが竈に香炉を置いて遥拝するのと同様である。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
沖縄では、踊りも三味線も、男の芸になつてゐるので、女で三味線を弾くのは、尾類ズリといふ女郎だけである。
組踊りの話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)