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キヌクバ
ふりがな文庫
“キヌクバ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
衣配
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
衣配
(逆引き)
此を
衣配
(
キヌクバ
)
りというた。此が近世まで続いて、武家時代になつても、召し使ひに
為着
(
シキ
)
せを呉れるといふ習慣があつた。
大嘗祭の本義
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
身替りの者の為に威霊の寓りを授ける呪言を唱へる事も、ほくと言ふやうになつた事を示してゐる。古代から近代に伝承せられた「
衣配
(
キヌクバ
)
り」の風習も此である。
国文学の発生(第四稿):唱導的方面を中心として
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
家々伝来の外来魂を、天子或は長上者に捧げると共に、其尊者の
内在魂
(
タマ
)
の
分割
(
フユ
)
を授かつた(毎年末の「
衣配
(
キヌクバ
)
り」の儀の如き)
申請
(
ノミマヲシ
)
の信仰のなごりが含まれて居る。
国文学の発生(第四稿):唱導的方面を中心として
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
だから、平安朝には、歳暮に
衣配
(
キヌクバ
)
りの風が行はれた。春衣を与へると言ふのは、後の理会で、魂を頒ち与へるつもりだつたのである。即みたまのふゆの信仰である。
ほうとする話:祭りの発生 その一
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
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