“カラーチ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
輪麺麭33.3%
環麺麭33.3%
錠形33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我等の主人公は*1グルジヤ毛氈の上にゆったりと座を占めて、鞣革のクッションを背中にあてがった拍子に、まだ温かい二つの輪麺麭カラーチを押し潰してしまった。
買いこんだばかりの焼きたての輪麺麭カラーチが二つ載せられて、馭者台に陣取ったセリファンも何か自分の食い物を衣嚢かくしへねじこむと、最後に我等の主人公が、例の半木綿のフロックを著て
環麺麭カラーチだの、コクールカだの、早焼だの、捏紛をふかして拵らえた巻麺麭だのを入れた袋が一杯つめこんであった。
観ておったのだ。おらは女工だ。乞食の娘だ。だからおとなしくすべえ。……おっ母というのは錠形カラーチパンみたいで悪い心の女であった。口にも云えねえ。……