“カムナガラ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:かむながら
語句割合
神其物50.0%
神自体25.0%
惟神25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だから、天の羽衣は、神其物カムナガラの生活の間には、不要なので、これをとりかくされて地上の人となったというのは、物忌み衣の後の考え方から見たのである。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
畢竟、即位ののりとは、神自体カムナガラにして、神人なる天子の産声であり、また、毎年復活して、宣り下し給ふ詔旨でもあつたのである。
高御座 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
だが、私は、のりとが神及び神自体カムナガラと信ぜられた人、並びに、其伝言者ミコトモチの発する詞章を、意味するものと考へてゐる。根本は神よりのりくだすことばである。
高御座 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
惟神カムナガラと言ふ言葉が、非常に重大性重要性をおびて来ましたけれども、もつと天つ罪・国つ罪と言ふ言葉の方が、もとは皆よく知つてゐたでせう。
国語と民俗学 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)