“インコラ・パルストリス”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
水棲人50.0%
沼底棲息人50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところがここに、世にも可怪おかしな話といえば必ず選ばれるような、水棲人インコラ・パルストリスを三度目に見たものが現われた。それが、余人ではないカムポス。
人外魔境:05 水棲人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
そのあいだ、ぶらぶらリオ・デ・ジャネイロで遊んでいるうちに、偶然『水棲人インコラ・パルストリス』に招きよせられるような、運命にきこまれることになった。
人外魔境:05 水棲人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
まったく、こうしてたたずんだ数秒間さえなければ、かの怪奇の点では奥アマゾンをしのぐといわれる、水棲人インコラ・パルストリスのすむあの秘境へはゆかなかったろうに。
人外魔境:05 水棲人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
教授はそれに、沼底棲息人インコラ・パルストリスと学名さえつけたのだが、あまりに、想像を絶するような途方もないことなので、かえって世界の学会から笑殺されてしまったのである。
人外魔境:05 水棲人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
人類の、両棲類ともいう沼底棲息人インコラ・パルストリス——。秘境『蕨の切り株トッコ・ダ・フェート』とともに数百万年も没していた怪。
人外魔境:05 水棲人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)