“アベヂツサ”の漢字の書き方と例文
語句割合
小尼公100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このたちには一人として我を憎むものなし。されど尼寺の心安きには似ず。こは小尼公アベヂツサの獨り我に對し給ふとき、屡〻宣給ひし詞なり。
獨り小尼公アベヂツサに至りては、我友情を催すこと極て深きに、われはかへりて又我慾念のこれが爲めに抑へらるゝを覺えき。
わが小尼公アベヂツサに親む心は日にけに増さり行きぬ。われは世の人の皆我敵にして、唯だ小尼公のみ身方みかたなるを覺えき。