“アテン”の漢字の書き方と例文
語句割合
亜典100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが亜典アテンの女連が一同連署して嘆願に及んだから、時の御奉行もそう木で鼻をくくったような挨拶も出来ず、ついに当人は無罪放免
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
何とか云ふ独乙人の説によると亜典アテンの劇場は一万七千人を容れる席があつたと云ふ事も聞いた。それはさい方である。尤も大きいのは、五万人を容れたと云ふ事も聞いた。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「Agnodice はえらい女だよ、僕は実に感心したね。当時亜典アテンの法律で女が産婆を営業する事を禁じてあった。不便な事さ。Agnodice だってその不便を感ずるだろうじゃないか」
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)