“らいかん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
来翰50.0%
癩患50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼らはその時、例の早苗さんの誘拐された応接間に対坐していたのだが、ちょうどそこへ、書生の一人が、その日の第三便の来翰らいかんをまとめて持ってきたのであった。
黒蜥蜴 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
こういって体をいざらせて来たのは、両方の眉毛のない老女であったが、少しく燭台へ接近したため、禿げている眉の痕がテラテラと光って、癩患らいかんの人間を連想させた。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)