“もこし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
裳層75.0%
裳階25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三重の屋根の一々に短い裳層もこしをつけて、あたかも大小伸縮した六層の屋根が重なっているように、輪郭の線の変化を異様に複雑にしている。何となく異国的な感じがあるのはそのためであろう。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
そうしてこれらの色彩の最下層には、裳階もこしの板屋根の灰色と、その下に微妙な濃淡を示す櫺子の薄褐灰色と、それを極度に明快に仕切っている白壁の色とがある。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)