“みつしま”の漢字の書き方と例文
語句割合
満島100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
松浦川もまた養母田やもたにて波多はた川の水と合し、夕日山の麓にそひ、幾多雅趣ある中洲をめぐり来り、満島みつしまの岸を洗ひ、舞鶴城の残趾を噛みて、つひに松浦潟に注ぐ。
松浦あがた (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)
私は時又から満島みつしままで、八里の間を、この荷船に便乗し、満島から西のまで、九里の間は、村落蕭条として、荷船さへ通はないだけ、それだけ、天竜川が怒吼激越の高調をして
天竜川 (新字旧仮名) / 小島烏水(著)
今夜の泊りの「満島みつしままではまだ四里半もありやす」と、道伴れになつた同船の客から聞いて、傘をさしかけ、かはらにしやがんで、下つて来る船を待つ、河原に焚火をした痕と見えて、焦げた薪や
天竜川 (新字旧仮名) / 小島烏水(著)