“まがまが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
凶々50.0%
禍々50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昼間だったら、不気味な銃尾や凶々まがまがしい銃身など随分ぞっとする代物にちがいないのだが、今この暗闇と、孤独と、悩みの中では、まさしく探し求めていたものにぶっつかったような気がした。
孤独 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
夫の叫ぶ声が聞こえてくる。赤ん坊の泣き声が心臓をえぐりにかかる。彼女は絶えず禍々まがまがしい暗示をかけられた。——自分たちをどこかへ売ろうとしているのに相違ない。
猟奇の街 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)