“ほうかく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
豊覚50.0%
鮑殻50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五百の父山内忠兵衛は名を豊覚ほうかくといった。神田紺屋町に鉄物問屋かなものどいやを出して、屋号を日野屋といい、商標には井桁いげたの中に喜の字を用いた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「信綱記」に依れば、伊豆守の家中においても、番所にて「たばこ」を呑むことを堅く禁じたが、或日土蔵番の者がひそか鮑殻ほうかくに火を入れて来て「たばこ」を呑み、番所の畳を少し焦した事がある。
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)