“べんぞう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
弁蔵50.0%
辨藏50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
跛行ちんばをひいた老小使の弁蔵べんぞうが、深い井戸から水を汲みあげて来ては、その焼け銀杏の根元へ、水をやっていた。
日本名婦伝:谷干城夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「お、奥さま。弁蔵べんぞうでございます。ちょっと、ちょっと、ここへお顔を……」
日本名婦伝:谷干城夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「誰だ。——弁蔵べんぞうか」
日本名婦伝:谷干城夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
何やでは分らん、おゝそれ/\辨藏べんぞう、手前はな、千代の受人の丹治という者の処へすぐに行ってくれ、余り世間へぱっと知れん内に行ってくれ、千代が皿を毀したから証文通りに行うから
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)