“ぶげんしや”の漢字の書き方と例文
カタカナ:ブゲンシヤ
語句割合
分限者100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「磯の安松と、伊賀屋の源三郎と、兩手に花とふざけて居たお喜美が、——親の秋山佐仲の入智惠もあつたことでせうが、本郷で指折りの分限者ぶげんしや、田原屋の嫁になる氣になつた」
小森彌八郎といふかなりの分限者ぶげんしやで、昔は槍一筋の家柄であつたと言ひますが、今では町内の大地主として、界隈かいわいに勢力を振ひ、娘のお通の美しさと共に、山の手中に響いて居ります。
「池田屋といふのは、お山の御用を勤めてゐる、分限者ぶげんしやぢやないか」