“ぶくりやう”の漢字の書き方と例文
語句割合
茯苓100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
で、事の仔細を訊いてみると、蘇生つた二人は、袖のなかから茯苓ぶくりやうを取り出して以前の朋輩に与へたのみで、別に何も語らうとしなかつた。
独楽園 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
丁度人参や茯苓ぶくりやうの口当りが甘いのに出会つたやうに、また格調の激越なのを目にすると、まるではじかみや肉桂の辛烈舌を刺すやうなのを味はつたやうに、どちらも内臓を癒すにききめが少くない。
独楽園 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)