“ふなむしろ”の漢字の書き方と例文
語句割合
舟莚100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……左右太との縁によって、遺骸の始末はわし達がしてとらせた。そのあとで、舟莚ふなむしろの下から遺書が出た。お島の遺書じゃ、見てやんなさい
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
舟莚ふなむしろのすみで、聞くともなく聞いていた覚一は、折々、体にかかる飛沫しぶきの寒さにも慄えて、唇を白くしていた。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)