“ふところぢやうちん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
懷中提灯50.0%
懷提灯50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから煙草を二三服、懷中提灯ふところぢやうちんの用意をして外へ出ると、幸ひにトツプリ黄昏たそがれて、大して忍ばなくとも、人に顏を見られさうもありません。
其中には思ひも寄らぬ贅澤ぜいたくな品々の外に、特殊の脇差わきざし懷提灯ふところぢやうちん繩梯子なはばしご覆面頭巾ふくめんづきんなどといふ忍術使ひでなければ必要のない品のあるのを一と眼で見て取つて、いよ/\その信念を固めたのです。