“ひまじん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
閑人96.7%
暇人2.2%
隙人1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
毎朝の仕事のようにしてよんでいた演芸風聞録が読めないのでなんだか顔でも洗いそこなったような気持ちのする閑人ひまじんもあったろう。
一つの思考実験 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
君の様な暇人ひまじんから見れば日本の貧乏や、僕等の堕落が気になるかも知れないが、それはこの社会に用のない傍観者にして始めて口にすべき事だ。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
目の前に見える人間はたしかにそこにいると信じて、これについて疑うてかかるような隙人ひまじんがあろうとは夢にも思わずにいる。
我らの哲学 (新字新仮名) / 丘浅次郎(著)