“ひぬま”の漢字の書き方と例文
語句割合
涸沼100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
水戸を東へ三里、涸沼ひぬまと涸沼川はほんとうに魚が多い。そして、大洗海岸も、夏場は磯魚がよく釣れる。湊の河口も捨てがたいのである。
水の遍路 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
水戸の涸沼ひぬま、仙台の松島湾まで足をのばさなければ、ハゼが釣れなくなり、禁漁期を定めなければならなくなるかもしれない。
江戸前の釣り (新字新仮名) / 三遊亭金馬(著)
涸沼ひぬまなど淡水へ遡り込んだ鰡と、江の島まわりや小田原海岸、南伊豆のような外海でれる鰡とは、味が異なるのである。
蜻蛉返り (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)