“ひじがね”の漢字の書き方と例文
語句割合
肱金100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家の中には何も物のうごめく気配もなかった。さびついた肱金ひじがねの音はだれの眠りをもさまさなかったのである。
肱金ひじがね蝶番ちょうつがいも錠前もまんなかの合わせ目もなかった。鉄の箍は一方から他方へ続けざまにうちつけてあった。
ところがこんどは、肱金ひじがねに油がきれていたので、突然闇の中にかすれた音がきしって長くあとを引いた。