“はねがさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
羽傘50.0%
羽葆50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
後、緯が二十五になって、進士に挙げられ、行人の官になって、命を奉じて西岳華山の神を祭りに往ったが、華陰かいんにかかると、輿こしに乗って羽傘はねがさをさしかけて往く一行が鹵簿ろぼに衝っかかってきた。
陸判 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
ふと見ると羽葆はねがさをさしかけた人馬の行列が水面にあらわれた。王者は舟からおりてその輿くるまに乗ったが、そのまま見えなくなってしまった。舟の中一ぱいにいた女達ももういなくなっていた。
織成 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)