“はっぴゃくびくに”の漢字の書き方と例文
語句割合
八百比丘尼100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかも他の一方には若狭の八百比丘尼はっぴゃくびくにのごとく、玉椿の枝を手に持って、諸国を巡歴したという旅人はあったのである。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
私が次に説こうと思う若狭の八百比丘尼はっぴゃくびくにもその一つなれば、また車僧七百歳というのも有名であった。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
椿もまた特別の樹木の一つとして、社にえ家に移し、いわゆる園芸の先駆をなした上に、若狭わかさ八百比丘尼はっぴゃくびくにのごとき廻国の伝道者が、手に持つ花の枝も多くは椿であった。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)