“とぶつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
吐物50.0%
堵物50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちょうど薬研堀やげんぼりいちの立つ日、お蓮は大きな鏡台の前に、息の絶えた犬を見出した。犬は婆さんが話した通り、青い吐物とぶつの流れた中に、冷たい体を横たえていた。
奇怪な再会 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
今日は幸い時間もある、嚢中のうちゅうには四五枚の堵物とぶつもある。連れて行けば行かれる。細君も行きたいだろう、僕も連れて行ってやりたい。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)