“てんきぼ”の漢字の書き方と例文
語句割合
点鬼簿100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「君の名が点鬼簿てんきぼから消されていたのも、わずか四時間だけの間さ。だが、今度は虹も出ないし、君も踊るわけにはゆかんだろう」
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
「君はちつとも書かないやうだね。『点鬼簿てんきぼ』と云ふのは読んだけれども。……あれは君の自叙伝かい?」
歯車 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「ではなんという化物ばけものだい。だいたい鐘楼の点鬼簿てんきぼには、人間の亡者の名が、一人も記されていないのだからね」
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)