“ておきば”の漢字の書き方と例文
語句割合
桃葉珊瑚100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
火源は石田氏の部屋の窓から見えないが、窓のそとの桃葉珊瑚ておきばの葉に炎の色がうつって、真赤に光っている。
我が家の楽園 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
間もなく、桃葉珊瑚ておきばの繁みの向うからピジャマを着たボクさんが鉄砲玉のように駆けて来ます。
キャラコさん:08 月光曲 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
一月だというのに桃葉珊瑚ておきばの緑が眼にしみるよう。椿の花が口紅ルウジュのように赤い。
キャラコさん:01 社交室 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)