“ていしんしょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
逓信省100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また、四人の青年は、翌年一月、逓信省ていしんしょうの船舶職員試験に、みごときゅうだいして、運転士免状をとった。これだけでも無人島生活はむだではなかったと、私はうれしい。
無人島に生きる十六人 (新字新仮名) / 須川邦彦(著)
バラック建の逓信省ていしんしょうや農林省や中央会議所や印刷局やの前を通って又電車道に出ると同じくバラック建の大蔵省や内務省がある。総てこれ等のバラック建の諸官省は広野の中の馬小屋のようだ。
丸の内 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
その叔父さんはもと逓信省ていしんしょうの官吏でしたが、探偵小説が大好きで、年は五十になったばかりですけれど、退職して毎日探偵小説を読んでいるという変わりものです。
紅色ダイヤ (新字新仮名) / 小酒井不木(著)