“つりてんじやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
吊天井50.0%
釣天井50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
六畳ほどの部屋だつたが、天井は紙の吊天井つりてんじやうで、壁には世界地図が張りつけてあつた。だるま火鉢の蓋に、女は手をかざして、んやり何か考へごとをしてゐる様子だつた。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)
先年出羽の配所で死んだ本多上野介正純かうずけのすけまさずみ——その謀士で、釣天井つりてんじやうの仕掛を拵へたと思はれて居る、河村靱負ゆきへこそは、お紋の本當の父親だつたのです。