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だいぼんげ
ふりがな文庫
“だいぼんげ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
大凡下
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大凡下
(逆引き)
いや、みづから
大凡下
(
だいぼんげ
)
の一人としてゐるものである。君はあの
菩提樹
(
ぼだいじゆ
)
の下に「エトナのエムペドクレス」を論じ合つた二十年前を覚えてゐるであらう。
或旧友へ送る手記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
この小説「大菩薩峠」全篇の主意とする処は、人間界の諸相を
曲尽
(
きょくじん
)
して、
大乗遊戯
(
だいじょうゆげ
)
の境に参入するカルマ
曼陀羅
(
まんだら
)
の面影を
大凡下
(
だいぼんげ
)
の筆にうつし見んとするにあり。
大菩薩峠:01 甲源一刀流の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
新聞の記事の大臣も民意を体したり、憲政を擁護したり、凡人たらざる半面を大いに示してゐるかと思へば、譃をついたり、金を盗んだり、
大凡下
(
だいぼんげ
)
たる半面さへやはり大に示してゐる。
大久保湖州
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
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(3作品)
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