“だいちくてい”の漢字の書き方と例文
語句割合
大築堤100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの大築堤だいちくていを前提とする水攻めの計が実行にうつされて、秀吉以下、黒田官兵衛その他不眠不休に、その工をとくしていたあいだである。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一里にわたる大築堤だいちくていも、一方にできあがっていたので、ここにかれた激流は、水けむりの方向を変えて、とうとうと、高松城をめぐるひろい田野や民家のある平地へ目がけて、奔馳ほんちして行った。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)