“たるがた”の漢字の書き方と例文
語句割合
樽形100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
甘い柔かい水がごぼごぼときだして、小さな樽形たるがたの井戸からあふれ、きらきら光りながら草地のなかを通って、近くの小川に注いでいた。
留紅草るこうさう樽形たるがたの花、その底にダナウスの娘たちが落ちてゐさうな花、人間の弱い心臟の血を皆かまはずに吸いこむため、おまへの唇にはきずがある。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)