“たまるやますぞう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
田丸屋益造50.0%
田丸屋益蔵50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
旦那衆というのは米問屋の田丸屋益造たまるやますぞう、呉服太物糸綿商の折屋伝内おりやでんない、酒問屋の水尾屋割助みずおやわりすけ、魚問屋、乾物問屋、……と、いやこれは、次にいる両替商の持木成助もちきなりすけをごらんあれ
同じとき持木屋の店先でも悶着もんちゃくが起こっていた。田丸屋益造たまるやますぞう折屋伝内おりやでんない水尾割助みずおわりすけなど五人の旦那が、それぞれ額面壱万両の持木屋の手形を出して「すぐ現金に替えてもらいたい」と請求したのだ。
ほどなく持木屋を出た八百助は、広小路の通りをまっすぐにいって、穀物町にある米問屋の田丸屋益蔵たまるやますぞうを訪ねた、極秘の話しだからと云うと、蔵座敷へ案内され、そこで主じの益蔵と対談した。