“たいらう”の漢字の書き方と例文
語句割合
大牢100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
外でもない、半歳前に江戸中を荒した三人組の大泥棒、一人はお前の兄の香三郎で、これは傳馬町の大牢たいらうに入つて居る。
「だが、こいつは人間業ぢやないぜ。戸締りは傳馬町の大牢たいらうのやうに嚴重だ、開いて居るのはお勝手の引窓がたつた一つ。そんなところから出入りするのは、けむりと風だけだ」