“せきご”の漢字の書き方と例文
語句割合
隻語100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
オリヴィエはもう彼からわずかな片言隻語せきごをしか引き出すことができなかった。オリヴィエから尋ねられると彼は馬鹿げた答えばかりした。オリヴィエはがっかりした。
それどころかほんの一寸した片言隻語せきご、たとえば「平次は猶もあら縄たくり」と言う一句から、荒々しいものへの嫌忌の心を植えつけられ、「と言うもほとけ気徳右衛門」という一句からやさしい
光り合ういのち (新字新仮名) / 倉田百三(著)