“すゑものぎり”の漢字の書き方と例文
語句割合
据物斬100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
重ね着をした人間を、たつた一と太刀で、これだけ斬り下げるのは、据物斬すゑものぎりの名人でなければなりません。
銭形平次捕物控:126 辻斬 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
「大丈夫だ、それに相違なかつたんだ。お菊を殺したのは徳松なんかぢやない、据物斬すゑものぎりの名人だよ」
相手がやくざ者なら背中の方がもつとけて居る筈だ、——ところが、權次は背後から斬られて居るくせに、切先が胸の方へ下がつて居る、これは据物斬すゑものぎりの名人の腕前だ。