“しなばこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
品匣50.0%
品匡50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これと同時に、右の手は無意識に自ら伸びて、座右の品匣しなばこ(釣の小道具入)を引き寄せぬ。綸巻いとまきを取り出しぬ。
元日の釣 (新字旧仮名) / 石井研堂(著)
客は早くも、主人の後方しりえなる、品匣しなばこに目をつけて、『釣の御用意ですか。』
元日の釣 (新字旧仮名) / 石井研堂(著)
此の前、きすの時に、僕の品匡しなばこを忘れられて、腹が立って立って堪らんから、そのまま漕ぎ戻らせて仕舞ったこと有ったが。
大利根の大物釣 (新字新仮名) / 石井研堂(著)