“しなのざかひ”の漢字の書き方と例文
語句割合
信濃境100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さうして信濃境しなのざかひにさしかかる頃には、おあつらへむきに雨もすつかり上がり、富士見あたりの一帯の枯原も、雨後のせゐか、何かいきいきと蘇つたやうな色さへ帯びて車窓を過ぎた。
辛夷の花 (新字旧仮名) / 堀辰雄(著)