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ししばば
ふりがな文庫
“ししばば”の漢字の書き方と例文
語句
割合
尿屎
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
尿屎
(逆引き)
母は埃だらけの仁王門の天井裏で、髪を乱して
尿屎
(
ししばば
)
を垂れ流して、兄の喰べさせてくれる竹の皮包みの中へ、手を突っ込んでいるのです。
仁王門
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
大君の
御膝下
(
おひざもと
)
、日本の
中枢
(
ちゅうすう
)
と威張る東京人も、子供の様に
尿屎
(
ししばば
)
のあと始末をしてもらうので、田舎の
保姆
(
ばあや
)
の来ようが遅いと、斯様に困ってじれ給うのである。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
そして洗い終ると埃だらけの板の間へ、雑巾をかけて、
尿屎
(
ししばば
)
の始末をしている、兄の姿だったのです。
仁王門
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
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