“しがなおや”の漢字の書き方と例文
語句割合
志賀直哉100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼の昔の評論、志賀直哉しがなおや論をはじめ他の作家論など、今読み返してみると、ずいぶんいい加減だと思われるものが多い。然し、あのころはあれで役割を果していた。
多分その時であったと思うが、「Intensity の濃度という点では、志賀直哉しがなおやが一等だな」と私がいうと、芥川も「その通りだ」と大いに同感の意を表していた。
文壇昔ばなし (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
その一週間ほど前の朝日新聞には志賀直哉しがなおやの特攻隊員を再教育せよという一文が載っていた。
咢堂小論 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)