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ざんぱん
ふりがな文庫
“ざんぱん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
残飯
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
残飯
(逆引き)
そのかわりに、墓地の下の日蔭で、手づかみで、めんつうの
残飯
(
ざんぱん
)
を食べていた一人の女乞食は、その背に、一本の小柄を突きとおされて、血を吐いて、死んでいた。
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
戦争の
残飯
(
ざんぱん
)
をあさる人たちも多いなかへ、生きのこった兵隊が毎日のようにもどってきた。
二十四の瞳
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
これに日々わずかの
残飯
(
ざんぱん
)
を与えているという理由だけにて、まったくこの猛獣に心をゆるし、エスやエスやなど、気楽に呼んで、さながら家族の一員のごとく身辺に近づかしめ
畜犬談:―伊馬鵜平君に与える―
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
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