“さむらいかたぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
武士気質66.7%
士気質33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
比較的に武士気質さむらいかたぎの薄い御賄組に籍を置いていても、瓜生長八、ともかくも大小をたばさむ以上、こういう場合にはやはり武士らしい覚悟を決めなければならなかった。
半七捕物帳:69 白蝶怪 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
寛永の頃の武士気質さむらいかたぎは未だ未だ大したものであった。荒木と同家中であって又五郎の叔父に当る川合甚左衛門が浪人して又五郎の為めに助太刀にくるし、又五郎の妹聟桜井半兵衛も
鍵屋の辻 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
どちらかと云えば武士気質さむらいかたぎの薄い人々が多いのであるが、お勝の父の黒沼伝兵衛は生まれつき武士気質の強い男で、組じゅうでも義理の堅い、意地の強い人物として畏敬されていた。
半七捕物帳:69 白蝶怪 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
文「士気質さむらいかたぎではうっかりお受取うけとりなさいますまいから、明日みょうにち私が持って往って上げましょう、気を付けてお帰んなさいよ」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)