“さだこ”の漢字の書き方と例文
語句割合
定子100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小さなかわいい子供を見るとどんな時どんな場合でも、葉子は定子さだこを思い出して、胸がしめつけられるようになって、すぐ涙ぐむのだった。この場合はことさらそうだった。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
そしてそのみじめな赤ん坊は乳母の手一つに育てられて定子さだこという六歳の童女になった。
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
持番の定子さだこというのが、黒ビールと南京豆の小皿を持って来て、酌をしながら
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)