“さいはじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
才彈50.0%
才発50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「浪太郎は、その癖ちよいと好い男で、少し狐顏ではあるが、才彈さいはじけた男ですよ。年は二十二とか言ひました。人の話を半分聽いて呑み込む癖はありますがね」
才発さいはじけた商人あきんど風のと、でっぷりした金の入歯の、土地の物持とも思われる奴の話したのが、風説うわさの中でも耳に付いた。
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)