“こんとんかい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
混沌界60.0%
渾沌界40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「まったく、がたがたの混沌界こんとんかいだ。言葉も通じやしない。何のことを言ってたのかしら。司祭さん、何のことでしたかね。——ああそう、あなたはパリの大事件を知っていますか、今日の……」
死刑囚最後の日 (新字新仮名) / ヴィクトル・ユゴー(著)
彼は不思議な境地を瞥見べっけんした。そして適当な視点に置いてそれらを見なかったので、何だか渾沌界こんとんかいを見るような心地だった。
不規律、意想外、渾沌界こんとんかいの錯雑した入り口、いつすべり落ちるかもわからない深淵しんえん、そういうものは、賊徒や悪人や罪人などのすべて下層地帯に存在していた。