“こぶしさが”の漢字の書き方と例文
語句割合
拳下100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
穴のふちが少しげてゐるところを見ると、此の位置から拳下こぶしさがりに撃つたもので、その工合は臺の上に結跏趺坐けつかふざした佛像が、膝だめに打つ放したものとしか思はれません。
「いや、お隣りの羽目まで、庭の一番深いところで五間そこ/\。羽目には手掛りも足掛りもないし、屋根の上から弓を射たのでは拳下こぶしさがりに狙つても、茶の間の奧の唐紙へは來ませんよ」