“こなじ”の漢字の書き方と例文
語句割合
小名路100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たしか、この女の郷里は、ここから程遠からぬ小名路こなじ宿しゅくの、旅籠屋はたごやの花屋の娘分として育てられた女であります。のぞいている提灯にも、花という字が大きく書いてあるのでわかります。
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
小名路こなじの宿を通ると、雲助連中が、小仏へ天狗が出た、天狗が出たというから、よく聞いてみると、なんのことだ、天狗というのは、おおかた兄貴のことだろうと俺だけに察しがつくと
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「はい、小仏へ二里、八王子へ二里半の、浅川宿の小名路こなじでございます」
大菩薩峠:19 小名路の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)