“こうりんは”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
光琳波50.0%
光琳派50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしはいつか東洲斎写楽とうしゅうさいしゃらくの似顔画を見たことを覚えている。その画中の人物は緑いろの光琳波こうりんはを描いた扇面を胸に開いていた。それは全体の色彩の効果を強めているのに違いなかった。
侏儒の言葉 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
並んだ石燈籠の蔭や敷石の上にまるで造花つくりばなとしか見えぬ椿の花の落ち散っている有様は、極めて写実的ならざる光琳派こうりんはの色彩を思わしめる。
霊廟 (新字新仮名) / 永井荷風(著)