“くぐなわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
括縄50.0%
莎縄50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
岡田が蛇退治をしている間、寂しい日曜日の午後に無縁坂を通るものはなかったが、この小僧がひとり通り掛って、括縄くぐなわで縛った徳利と通帳かよいちょうとをぶら下げたまま、蛇退治を見物していた。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)
箱の内は何ぞ。莎縄くぐなわを解けば、なかんずく好める泡雪梨あわゆきの大なるとバナナのあざらけきとあふるるまでに満ちたり。武男の心臓むねの鼓動は急になりぬ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)