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からちや
ふりがな文庫
“からちや”の漢字の書き方と例文
語句
割合
空茶
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
空茶
(逆引き)
さうだらうとも、五匁玉半分煙にして、
空茶
(
からちや
)
を
藥罐
(
やくわん
)
で三杯もあけるのは、容易なことぢやあるめえと思つて居たよ。そんなに言ひにくいところを
銭形平次捕物控:300 系図の刺青
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
空茶
(
からちや
)
を
鱈腹
(
たらふく
)
呑んで、無精煙草を輪に吹いて、
安唐紙
(
やすからかみ
)
の模樣を勘定し乍ら、解き切れなかつた幾つかの難事件を
反芻
(
はんすう
)
し、人と人との愛慾の
葛藤
(
かつとう
)
の恐ろしさに
銭形平次捕物控:305 美しき獲物
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
平次と八五郎は、相變らず
空茶
(
からちや
)
に
馬糞煙草
(
まぐそたばこ
)
で、いつものやうな掛け合ひを始めて居ります。薄ら寒い二月の、ある朝の一と刻、八五郎の人生觀が、この不思議な事件へ錢形平次を追ひやる動機でした。
銭形平次捕物控:273 金の番
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
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